闇を葬るためにこの場所がある

　何故か表の日記では、結構元気でちょっとおちゃらけてて明るい自分でいなくてはいけない、っていう変な定義のようなものがいつの間にか一人歩きしている気がしている。
　弱いわたしも元気なわたしも自分に変わりないじゃないか、そうも思う。
　人は表の輝く面と、深く沈み込めて隠して行く面とがあって生きて行くもの。
　だけど、わたしは自分の暗黒面に自分自身が飲み込まれてしまうのをとても恐れている。
　そうなったら手のつけようがない。
　いや、少しだけこの暗黒面が表にちらほらと現れては消えたりするのだ。


　何時だったか制御が利かなくなり、部屋で暴れた。
　出発点がなんだったのかすら忘れて、いろんな古傷を自分自身でつつきまわす状態でもうどうしようもなくて。
　自分が嫌いで。
　散らかった部屋に当たり散らす。今までこんな事したこと無いけれど、ものを投げたりしてわんわん泣いて止まらなくなった。
　そのときに止めてくれる人がいなかった。いや、ほんとはいるのに、誰もいないと思いこんでしまった事があった。
　誰ともつながってない気がしてならなかった。


　何時になったらこの病気は治るんだろう。
　何時になったら今までに傷ついたことを忘れられるだろう。
　何時になったら泣かずにすむだろう。
　何時になったら。
　何時になったら。


　何時になったらあの人を忘れられるだろう。